日常一つ一つの建築設計において少しずつでも街並み景観を美しくするよう努めています。また個々の建築物だけでなく、道路施設・都市施設などの土木構造物も街をつくる大切な要素です。土木の専門家と協力して、景観形成やアーバンデザインを専門とする立場から建築家も貢献したいと思います。(さいたま新都心や越谷レイクタウン等では道路など公共空間の景観デザイン全体を調整や、歩道橋などのデザイン・実施設計等も担当しました。)
一つ一つの建造物や都市施設が美しくても相互の関係がうまくバランスしなければまとまりのない街になります。よく調和ある街並み景観と言われますが、そこではお互いの関係を大切にするまちづくりが重要です。それは、ハード面 のモノづくりにおいてばかりでなく、街をどう管理・運営していくかというソフト面の人間関係においてもより以上に大切と思います。
個々がお互いの関係をふまえつつ、個性を上手に表出できることには知恵が必要ですが、美しい街、よい街が無理なく長く続く条件だと思います。ハード、ソフトの両面で古くからある 「変化と統一Variety and Unity」が調和した「美しく生きた街」の実現にむけて、その手段、方策を常に考え、まちづくり、都市デザインに取り組んでいます。