国分寺崖線の斜面地を活かし、広い庭との連続性、その先につながる眺望を大切にしつつ、敷地内および建物内動線や部屋のつながりを機能的に構成した計画。斜面に合わせたスキッププランにより全ての居室から眺望が得られる断面、平面形とし、敷地の地盤状況に合わせ、地下室を設ける等、敷地の特徴を最大限生かした合理的な案としました。庭に面して広い2層吹き抜けのデッキ空間を作り、アウトドアライフを標榜されるクライアントのイメージを表出し、内外空間の連続性も高めています。外装は木をふんだんに用い、既存道路面丸石積み石垣や、石のアプローチ、梅や紅葉、サルスベリ、竹等の既存植栽庭を活かした計画として、敷地全体の土木、ランドスケープのデザインも総合的に担いました。