壁面緑化、外断熱、太陽光発電、断熱サッシュなどを取り入れ、景観・環境・ユニバーサルデザイン・長寿命化などを総合的に勘案した公営住宅。
玉川上水軸にあり、周辺景観・街並みとなじみながら、市民へのメッセージとして、
太陽光発電、壁面緑化などの地球温暖化対策を目に見える形で外観に表現しました。
建物は、コンクリート躯体(Skelton)と内装・設備(Infil)を分け、維持管理がしやすいSI配慮住宅としました。
地区の景観ガイドライン、東京都景観計画玉川上水景観基本軸の規定を遵守し、
勾配屋根、暖かな素材、色彩計画等を採用し、地域と自然になじむ住宅景観を形成しました。
各住戸は、公共住宅にふさわしいシンプルで分かりやすい空間とし、バリアフリー・ユニバーサルデザインを追求し、
誰にでも使いやすい、居住性能の高い配置・平面・断面計画としました。
敷地内には、入居者や近隣の方々の憩いの場となる広場や回遊できる園路を設け、既存保存樹木のケヤキを取り込んだ多くの植樹で、
市営住宅が広く入居者・近隣の方々・市民の皆さまに親しまれることを目指しました。