遊具や既存樹木、防火水槽等がある小学校の校庭の一部に建設するため、 可能な限りそれらの撤去や移設を行わずに建築出来る建物配置とし、小学校や周囲景観になじむ圧迫感のない建物にしました。児童の安全・安心を第一に考え、目が行き届く内部プランとし、窓や手摺の高さ、ドアの使い勝手にも配慮しました。外部も周囲からの見通しを良くし、防犯上も安心な建物です。安全な建物の中で児童が楽しく過ごせるように、内部階段の手摺はカーブを付けたデザインにしたり、ドアやノンスリップ材にアクセントカラー用いたりしています。校庭内の既存樹木が借景となっており、1階2階の育成室から緑を眺める事も出来ます。隣りに建つ飼育小屋も、学童保育クラブとデザインや仕様を合わせ、周囲との一体性を確保しました。