●設計競技(コンペ・プロポーザル)への取り組み姿勢
私は、コンペ・プロポーザルが好きです。
直接的には、仕事の機会を増やすためのものと位置づけられますが、それ以外にも大きな意義があると思っています。
まず第一に、日ごろ自分が、都市や建築に関して考えていることを、具体的な形で純粋に表明できる機会となります。建築、景観、まちづくり、すまいづくりの専門家として、こうあるべきだ、ああしたいということは数多くあります。日常の業務でも、原論的な考察や、新しい挑戦にはたえず努めているつもりです。が、現実的な条件もありコンペ・プロポーザルの方が、より鮮明に考えをまとめ、ダイナミックに展開でき、周知できるのです。
また結果として様々なことが体得でき、以降同様の設計に即妙に対応できるノウハウが蓄積できるのも大きな意義と思っています。
コンペ・プロポーザルに挑戦するにはかなりのエネルギーが必要です。が、いったん始めると元気が出ます。経済的には、当選しない限り採算の合わない徒労なのですが、普段できない規模・種類の設計ができ考える喜びもあります。
 コンペ・プロポーザルに関する社会的課題は多く、近年、個人建築家向けの公開競技の機会が多くないのは残念ですが、忙しい日常業務の中で機会あれば挑戦し続けたいと思っています。

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